アガベ エボリスピナ 用土 おすすめ

アガベ エボリスピナのおすすめの用土をご紹介!引き締まった株に仕立て上げる土のおすすめの配合比率は?

エボリスピナを育てるために皆さんはどの様な用土をお使いでしょうか?

市販の土を購入しそのまま使われている方や、ご自身で配合した土をお使いの方もいらっしゃるかと思います。

今回はLAVELLIがこれまで様々な用土を使ってきた経験から、

アガベのエボリスピナの育成に一番オススメの用土の

配合比率(ブレンド)をご紹介いたします。

みなさんがご自身で用土をご用意される際の参考に是非してみてください。

 

エボリスピナにおすすめの用土は3種類!

様々な種類の用土がありますが、アガベ エボリスピナにオススメの土は基本的には3種類です。

この3種類の土さえ押さえてしまえば、どんな株に育てたいかの方針に合わせて

土の配合の比率を変えるだけで、理想を叶える育て方が出来ます。

ですのでまずはこの3種類の用土について特性を理解し、土に慣れましょう。

用土の特性が分かってきたら配合比率を変えたり、

違う種類の土を追加するといった調整をすることをおすすめいたします。

エボリスピナにおすすめの用土その①|赤玉土

アガベ エボリスピナ 用土 おすすめ 赤玉土

ひとつめのおすすめの土は、ガーデニングをする際に最も多く使用される赤玉土。

「関東ローム層」という地層から取る事ができる用土になります。

関東ローム層は関東平野の一帯に広く分布する地層で、栃木県の男体山の火山灰が長期間降り積もってできた地層になります。

エボリスピナの用土におすすめの赤玉土

土の色が赤みがかっている事から、赤土とも呼ばれます。これを掘り出し、乾燥させ粒状にしたのが赤玉土です。

赤玉土の特徴としては、地中に長い年月堆積しているため、清潔で、病原菌の心配もほぼないという事が挙げられ、そのためアガベの用土としても非常に使い勝手が良く、ガーデニングとしても一般的に頻繁に利用されます。

また、肥料成分を含まないクリーンな用土のため、ご自身で肥料を用意する場合は、肥料の比率や成分のコントロールがしやすいといった所もおすすめな点です。

また、赤玉土はpHが5~6前後の弱酸性で、保水性、水はけが共にバランスが良いです。

エボリスピナの生育に必要となる鉄分も含んでおり、栄養の観点からもおすすめの用土です。

粒が大きめの赤玉土を使用すれば通気性も担保でるため、根の周りに空気を供給しやすくなります。

エボリスピナの根は土の中で呼吸をしているため、人と同様で酸素が必要になります。粘土質が強い土壌で植物が育ちにくい理由は、根で吸うことができる酸素が少ないためです。

赤玉土は比重が若干重いという事と、アガベ エボリスピナの用土として使う場合には少し保水性が高い傾向にあるため、後述する水はけを重視した用土と配合し使用します。

赤玉土は一般的な物は1~2年で粒が崩れが起きてしまうため、高温で焼成した硬質赤玉土が長期間粒が崩れにくいため、赤玉土を選ぶ際におすすめです。

エボリスピナにおすすめの用土その②|鹿沼土

赤玉土と同様に、関東ローム層で採取される火山灰の1つです。

栃木県の鹿沼地方で採取され、その地域の名称がついています。

鹿沼土は「土」に分類されていますが、実際には軽石が風化したものであり、

赤玉土と比べても更に水はけが良い土になります。

アガベ エボリスピナにとっては赤玉土のみにすると水の含有が多くなるため、

水はけの度合いの調整役として鹿沼土を使用します。

また、エボリスピナは酸性の土壌を好み、赤玉土と比較しより酸性が強いph4の鹿沼土を配合する事で、土の性質をエボリスピナに適した割合に調整する役割もあります。

アガベ エボリスピナ 用土 おすすめ 鹿沼土

他にも赤玉土との違いとしては、写真の様に土の色が白っぽく、土が水に濡れているか、

乾いているかの判別が非常に容易であるため、表面の用土として使用すれば、

水やりの状況が一目で分かる為、そのような特徴からも鹿沼土はエボリスピナの生育に適した用土と言えます。

エボリスピナにおすすめの用土その③|軽石

アガベ エボリスピナ 用土 おすすめ 軽石

軽石は用土の一番下に敷く鉢底石として使用します。

初めてご自身で用土をご用意される方は軽石なんて土でも無いため、

要らないのではないかと思われる方もいらっしゃいますが、

アガベ エボリスピナを綺麗に育てるためには、水はけの良さが非常に大事になってきます。

軽石を使用せず、用土をそのまま鉢底石としても使った場合、

水切り穴が小さい鉢の場合は非常に水はけが悪く、長時間水が滞留してしまいます。

反対に水切り穴が大きい鉢の場合は、用土が鉢のそこからどんどん流れ出てしまい、

エボリスピナに必要な用土が時間がたつにつれ少なくなってしまう状況に陥ります。

そのため、植物によっては使用しない事も多々ある軽石ですが、

アガベ エボリスピナにとっては必須級のものであるとご認識いただければと思います。

また、軽石は一度買ってしまえばほとんど崩れる事もない為、長期間使用できますし、

場合によっては再利用もできるので非常に経済的です。

メーカーによりますが、使用の際かなりの粉塵が舞うため、ふるいにかけるか、

水で粉塵をしっかり洗い流してのご使用をおすすめします。

エボリスピナにおすすめの用土の比率は「赤玉土:鹿沼土:軽石 = 2:2:1」

エボリスピナの用土の配合比率についてですが、これまで様々な配合比率を試した結果、

赤玉土:鹿沼土:軽石 = 2:2:1

といった用土配合比率が最も水はけ、用土の性質、土の崩れにくさのバランスが良いと感じておりおすすめです。

育成環境や、エボリスピナの状態によってもベストな配合比率は変わってはきますが、

上記の配合比率であれば、エボリスピナの育成用土として間違えになることはありません。

エボリスピナの根がしっかり張っており、水の吸収スピードがかなり速い場合は赤玉を、

まだ根っこがしっかり張っていない、株を締めて育てたい場合は、水分の滞留を極力減らすため、

鹿沼土の比率を増やすのもおすすめです。

上記の配合比率をベースに、みなさんも是非ご自身の環境やエボリスピナに合ったベストな配合比率を見つけてみてください。

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